漏電調査からの漏電修理
2024/03/13
こんにちはおおたです。
今回は、マンションでの漏電調査です。
管理会社さまからのご依頼で、
「ブレーカーが落ちるので東京電力に調査を依頼したが
修理・工事は電気工事店にご依頼ください」
と言い残して帰られたとのことで、修理・工事を当店に
ご依頼という流れでした。
訪問してみると、漏電しているという当該コンセントの
プラグは抜いてあり、当該ブレーカー(エアコン用)も
落としてありました。
ご入居者様から症状をうかがうと、その子ブレーカーを上げると
メインのブレーカーが落ちてしまう。とのこと。
承知しました。東京電力の報告書を見てもそうなっていました。
「ちょっと実験させてください」
と、当該子ブレーカーをあげ、漏電ブレーカー(ELB)が
ちゃんと動作するか見てみようとしましたが、普通に上がります。
漏電ブレーカーも落ちません。
これはハマリの予感もする、、、
で、絶縁抵抗計(メガー)という計測器で当該ブレーカーを
診断すると、値は良くない。
うーん、エアコン用コンセントとブレーカーが1:1というのが
まだ救いであろうか。
コンセントを外して電線を引きずり出してみると、、、
なんでこの電線はガビガビのキズだらけなんだろ?
コンセントボックスは金属製、内部を触ると濡れてはいない。
キズだらけ部分がどこにも接触しないようにしてもう一度
ブレーカーでメガリング(絶縁抵抗を測る)してみると、
良好になったぞ。
とりあえず、キズだらけの部分ギリギリから電線を
切り飛ばして、キズが無い状態で復旧します。
漏電は解消されました。
ご入居者さまには「エアコン用コンセントでタコ足は
あまりおすすめしませんよ」
をつけ加え、現場を離れました。
その後、店舗に戻って切り飛ばした電線のキズ部分を
全部確認すると、原因判明しました。
電線の被覆がダメな部分が金属近くにあり、もしかしたら
雨漏りも若干あって金属コンセントボックス内部に湿気が
まわると完全に漏電に至るという推測。
キズあり電線恐るべし。
しかもコンセントに刺さっている電線の極性も逆になって
いました。
いったいどんな人が工事したんだろ、、、
当店は東京都の登録電気工事店となっております。
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