廊下の床。沈下している。
2018/10/31
市外からの依頼。
ショーケースの重みで廊下の床が沈んでいるとのことで現調に向かいました。
高さ2m、奥行き30センチ、間口1mのショーケースが2つあり、中には奥様のコレクションがぎっしりと収納されてかなりの重さがあるように見える。
確かに床はショーケースのある壁のほうへかなり傾いていて、それは廊下を歩くと平均感覚が失われるほどでした。
お客様は床が抜けないように補強のみでいいとのことで床の開口は廊下からでいいとのこと。
実際廊下の間仕切りには基礎があり、リビングのソファーの下の目だ立たないと箇所を空けて進入しようと考えたのですが基礎に人通口もなく断念。
施工のほうは写真参照のように根太の腐り、土台の腐食は見られず、根田を支えている根太掛けが重みで下がっていただけでした。
そこに補強材をぶつけ、鋼製束でジャッキの要領で持ち上げて支えるように床下から施工しました。
完成は写真参照。
開口した床はなるべく目立たないようにボンドコークで。
もちろん補強の根太も入れています。
完成した廊下を歩いてみると、斜めの感覚はまったくなくなっていました。
です。
お客様も歩いてみて前の変な感覚がなくなったと喜んでおられました。
本当は予算があるようなら床の下地からやり直したほうが安全ではありますがお客様は別宅に住まわれているそうなのでそこまでの要求はなく不安はありましたが何とか思い通りに施工できて安心しました。
劣化等で床の沈みがきになる方は早めの対処が必要です。
落ちて汚してしまってからでは遅いです。
御相談お待ちしております。